お知らせ

募金についてお礼とお詫びのご報告

2019.12.11

11月の縁日で行なった募金について、お礼とお詫びのご報告です。
縁日当日は会場で台風19号水害の長野市宛の募金箱を設置し、多くの皆様に募金をいただきました。
ご賛同、ご協力、大変ありがとうございました。
縁日前の告知では募金結果をご報告すると申し上げていましたが、結果から言いますと、ご報告できる募金結果についての記録が一切無い状態です。
これは、記録無く金銭を預かり他者に受け渡すという募金行為の結果として、本来ありえない事態です。
募金をしてくださった皆様、本当に申し訳ございません。

完全に言い訳になってしまいますが、以下経過と状況を説明をさせてください。すみません、長文です。

11/2 縁日当日。募金箱を3つ設置
11/3 縁日当日。終了後スタッフ3名(小島、宮澤、吉田)が募金箱を開け、紙幣と硬貨を封筒に移し、代表小林に渡す。
この際金額のカウントはせず。
11/6 代表小林が長野市役所内の災害本部へ。
受付職員にイベント名と参加者来場者からの募金である旨を告げ、設置されていた募金箱に封筒の中身のみを入れ、退去。
ここまでの過程で金額のカウントはせず。

募金の扱いについて口頭で伝達するにとどめ最終的な責任所在を明確に共有していなかった、集計をそれぞれが人任せにしてしまった。
「自分のものではない金銭を一時的にお預かりしている」という意識が希薄だったことが原因だと思っています。

加えて、被災地の行政機関の状態に対する考えの甘さもありました。
小林が長野市に出向いたとき市役所の駐車場は自衛隊の車両で埋まり、事情を汲んでくださった警備員さんに路駐した車を託し入館すると、市役所内は非常事態だと一目でわかる異様な雰囲気だったそうです。
受付の職員さんに上越から来たと伝えたところ、慌ただしい中にもかかわらず感謝の意とともに別室の上司を呼びに行こうとしてくださったそうで、このような状態の職員さんを煩わせるのは憚られる、車も邪魔だろう、それには及ばずと市民用の募金箱で良いと募金をし、縁日のチラシだけを渡し早々に引き上げてしまったとのことでした。
代表小林の人柄を知る方には、容易に想像していただける場面かもしれません。
途中で目にした被害の光景に言葉を失い、半ば信じられぬ思いのまま帰路に着いたそうです。
事前に正当な準備をせずに伺ってしまったわけです。

どのように言い訳をしても皆様の善意の募金を無責任に扱ってしまった事実に違いありません。
重ねてお詫びいたします。
多くの方の善意を頼りにし同時に金銭が動くイベントに関わる者として、だちに意識のありかたを改める必要があると猛省しています。

皆様の募金をお納めした先はこちらです。
https://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/kaigo/439357.html
(長野市災害対策本部)
担当の職員の方は「上越からわざわざ」と非常に感謝してくださったそうですが、募金された皆様お一人お一人への感謝を、代理としてお預かりした次第です。
ご報告自体遅くなり、また落ち度とともにのご報告で申し訳ございません。以上の旨お伝えいたします。

浄興寺de縁日スタッフ 宮澤